バンクーバーの州立工科大学「BCIT(British Columbia Institute of Technology)」の構内に1月11日、学生向けの「昼寝ルーム(Nap Room)」が登場し、学生たちから好評を得ている。
同大学生会とレクリエーションサービスの共同プログラムとして設置された同ルーム。週4日、12時30分~17時、ラケットボールコートにマットと枕を10セット並べ「昼寝ルーム」に変換する。学生会マーケティングマネジャーのJames Foranさんは「学生たちが構内の至る所で昼寝をしているのを見て、より良い仮眠の場を提供する必要性を感じた」と設置の理由を話す。
学生は事前にオンラインでの予約が必要。利用規定には「利用枠は1時間だが、最初と最後の10分を準備、清掃、片付けの時間」とし、「睡眠時間は40分以内」「携帯はサイレントモードにセット」「ほかのマットと近づけない、抱き合うことやセクシュアルな行為は禁止」などの項目が並ぶ。使用後はマットを備え付けのサニタイザーで拭き、枕カバーを指定の容器に入れることも義務付けられている。
Foranさんは「学生たちは日々多くの課題を抱え忙しい日々を送っている。短時間でも集中して睡眠を取り体力をチャージすることは集中力を回復するだけでなく、心身の健康にも良い」と話す。