3月20日に閉幕したバンクーバー・ファッションウイークに参加していた日本人デザイナーShinya Yamaguchiさんの服が配送トラブルで行方不明となったが、オープニングガラで披露したツイードスーツが「美しい」と強い印象を残した。
2015年春夏コレクション以来2回目となった同イベントへの参加。今回のコンセプトは「Monsieur Coco」で、「ブランドのシャネルではなく、デザイナーのココ・シャネルさん自身をアイコン的に取り入れ、彼女がメンズ服をデザインしたらこんな服を作ったのではないかと考え、50年代のロカビリーや90年代のグランジなども取り入れデザインした」とYamaguchiさんは話す。
配送トラブルでランウエーはかなわなかったが、オープニングガラのショーで披露したファンシーツイードのスーツと新作のヒールブーツは「非常に上品で美しいメンズライン」と、地元批評家たちから称賛の声が上がり注目を集めた。
Yamaguchiさんは「残念ながら今回は運に見放されたよう」と話しながらも、「多くの人の優しさがありがたかった」と、自身のブログで関係者に感謝を表した。