バンクーバーのMLSチーム、バンクーバーホワイトキャップスは3月26日、BCプレース(777 Pacific Blvd. Vancouver)でヒューストン・ダイナモと対戦し、1-0で勝利した。工藤壮人選手も先発で出場し、PKを奪い勝利に貢献した。
今シーズン4戦目、ホームゲーム2戦目となった同試合。前回に引き続きBCプレースはチケット完売の2万2120人を動員。春休み期間中とあり子ども連れの姿も多く見られる地元サポーターの熱い応援の中、試合は始まった。
公式戦初の先発となった工藤選手はRivero選手と共に2トップの一翼として出場し、エネルギッシュな動きを見せ活躍。相手DFに倒されPKを獲得し、Morales選手のペナルティーキックでの得点に貢献した。
選手数人が代表選出で欠場のため、ロビンソン監督は「タフな試合になるだろうと予想していたが選手もよく動いていたし満足している」と振り返った。工藤選手については「身体的にも準備が万全だったし、動きも良かった。彼なら決められるという場面があったので本人も悔しいのでは」と、次の試合への期待を話した。
工藤選手は「チームメートとの連携や信頼関係が良くなってきているのを感じている。得点はできなかったがチームに貢献することを考えプレーした。次の試合では得点を決めたい」と意気込みを見せ、MLSでの試合については「相手のセンターバックがフィジカルを前面に押し出してくるのでうまくチームメートと呼吸を合わせ対応するプレーをするように心掛けている」と話した。試合後、会場ではサポーターたちが工藤選手を呼び止め取り囲む場面も見られ、地元ファンからの期待の高さがうかがわれた。
次回ホームゲームは4月2日、19時からロサンゼルス・ギャラクシーと行う。チケットはチケットマスターで販売する。