BC Place Stadium (777 Pacific Blvd. Vancouver)をスタート地点として5月4日、「BMO Bank of Montreal バンクーバー・マラソン」が開催される。カナダ最大規模を誇るイベントで、参加者数は1万人を超える。Vancouver International Marathon Society主催で、今年が37回目。
フルマラソン、フルマラソン(ウオーキング)、ノルディック・ウオーキング、フルマラソン(チームリレー)、フルマラソン(車いす)、ハーフマラソン、キッズマラファンのカテゴリーがあるほか、今年は新しく8キロコースも設ける。
開催時期が日本の大型連休と重なることから、日本からの参加者も多く、バンクーバー観光を兼ねた「マラソンツアー」を企画する旅行会社もある。東京のセントラルスポーツでは、ブリティッシュ・コロンビア州観光局の協賛で同イベントへの参加ツアーを企画。元マラソン選手で現在はスポーツコメンテーターとしても活躍する千葉真子さんによる事前の「ランニング教室」も開き、マラソン参加に向けて美しいランニングフォームの習得を目指すという。千葉さん自身もツアー参加客と一緒にバンクーバー入りし、当日は8キロコースに参加する予定。
「バンクーバーは初めて。世界一住みやすいと言われる街並みを『走る目線』で楽しみたい」と千葉さん。「国境を越えてラン仲間と交流し、参加する選手の皆さん全員が『ベストスマイル』でゴールできるよう、元気いっぱいサポートできれば」と抱負を語る。
ブリティッシュ・コロンビア州観光局メディア・PR担当の鈴木結佳さんは「日本では、東京マラソン開催が後押しして、今や空前のマラソンブーム。山や海などの自然が町のすぐそばにあるバンクーバーの環境の良さ、ヘルシーなライフスタイルなどを紹介するのにマラソンは最適なはず。来年以降も何らかのキャンぺーンを続けていき、マラソンをひとつのきっかけとして、徐々にバンクーバーの素晴らしさを浸透させていきたい」と話す。
フルマラソンのコースは、BCプレイス・スタジアムを出発した後、ガスタウン、スタンレー・パークやキツラノ方面などバンクーバーの観光名所や絶景スポットを巡る変化に富んだもの。全体として平坦なところが多く、初心者にもチャレンジしやすいが、細かいアップダウンがあったり、ラストスパートにかかるところで緩やかだが長い坂道があるなど、ベテランも充実した走りが味わえるようになっている。
ブリティッシュ・コロンビア州観光局(日本語)BMO Bank of Montreal Vancouver Marathon障害を乗り越え、10キロランに参加-千羽鶴を掲げ、「何でもできる」(バンクーバー経済新聞)