海を挟んでダウンタウンが一望できる波止場Fisherman’s Wharf(1505 West 1st Avenue, Vancouver)とグランビルアイランドにあるパブリックマーケット(1689 Johnston Street)で5月3日、ボタンエビのフェスティバル「Spot Prawn Festival」が開催された。主催はChef’s Table Societyで、開催は今年で2回目。
同フェスは、輸入エビを買わずにカナダ産の安全なエビを食べることを提案し、レストランなど商業目的だけではなく、地元客に水揚げしたばかりの上質で新鮮なエビや魚類の素晴らしさを伝え、購入を促進することを目的に行われたもの。
当日は、レストランAurora BistroやThe Pear Treeなど約16店のレストランのトップシェフや地元の漁師が波止場に集まり、エビを使った料理に腕を振るった。水揚げされたばかりのボタンエビを使用し、エビとアスパラガスを生ハムで巻いて焼きゴマ風味のソースをかけた料理や、エビとライムのココナツスープ、エビ本来の甘みを味わえるバーベキューなどが1品1カナダドルで試食できるとあって会場は多くの地元客らでにぎわった。
The Pear TreeのシェフJaegerさんは「トマトフォームのシュリンプカクテルは今日のために考案した新メニュー。水揚げされたばかりの新鮮なボタンエビを使い実演することで、カナダのエビのおいしさをたくさんの人に伝えたい」と話した。
パブリックマーケットでは、Rain city GrillからPeter Robertsonさん、日本料理のTojo'sから東條さんらのボタンエビを使った料理のデモンストレーションが行われた。開催期間は6~8週間(水揚げ量により変更)で、パブリックマーケットでのデモンストレーション(10日、11時・13時・15時)のほか、Fisherman’s Wharfではエビの販売も行う(14時~18時)。