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バンクーバーFWに「WASSO VEGE's」 和装モチーフのライン披露

ショーモデルと並ぶ「WASSO VEGE's」のデザイナー、佐々木ベジさん(右)

ショーモデルと並ぶ「WASSO VEGE's」のデザイナー、佐々木ベジさん(右)

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 バンクーバーのChinese Cultural centre(50 East Pender St. Vancouver)で3月20日から開催中の「バンクーバー・ファッションウィーク」に日本ブランド「WASSO VEGE's」が登場し、和装をモチーフとしたカラフルなラインが大きな注目を集めた。

日本ブランド「WASSO VEGE's」

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 「和服の伝統で作った洋服」がコンセプトの同ブランド。今回のショーには約20アイテムを用意し、18ルックをランウエーで披露した。デザイナーの佐々木ベジさんは「これまで海外の人にも和服を着てもらおうとさまざまな試みがなされてきたが、多くは洋服に似た和服を作る発想だった。そこで和服に似た洋服を作ろうと思い挑戦した結果が今回のコレクション」とブランド設立のきっかけを話す。

 コレクションは「和服のように帯で体を締めず着付けに時間が掛からない『和装ワンピース、またはツーピース』が基本で、直線的なラインにこだわらず自由なドレープや落ち感を大切にしている」と話す。スカートのように裾が広がっていたり、ハイヒールと合わせる着こなしもあったりするが、神社のしめ縄をモチーフにしたスパイラルなど和のアイデアも随所に多く取り入れる。

 カラフルな色使いについて、「人間の太古の昔からの記憶にあるのが原色なので、まず原色で受け入れてもらい、後にそれぞれの国に合わせて色を変え展開していく」と今後の展望を話す佐々木さん。ショーは「さまざまな人種の人に好意的に受け入れてもらえたようだ」と安堵(あんど)の様子を見せ、「従来の日本のものとは全く違った(海外の)すしバーのすしでも、おいしいものは広く受け入れられているのと同じ発想で、洋服版のすしバーのようになれれば」と笑顔を見せる。

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