バンクーバー市は、市制131周年を記念して2000人以上の市民代表に「バンクーバー記念日(Vanniversary)」調査を実施し、4月6日にその結果を公表した。
今回調査に参加したのは市民の声を市政に反映するために募集した「トーク・バンクーバー(Talk Vancouver)」のメンバー2348人。「バンクーバーに住むということ」をテーマに質問を用意し、回答を集計した。
参加者のうち生まれも育ちもバンクーバーという人は25%のみ。バンクーバーに来た理由は「西海岸に住みたかった」が22%で最も多く、「仕事のため」や「学校のため」が続いた。バンクーバーに来た日「バンクーバー記念日」は7月~9月が最も多く、雨期が始まる前に引っ越してくる人が多いことも明らかになった。
バンクーバーの代名詞でもある「雨」に関する質問では90%以上の人が傘、80%以上がレインコートを持っており、35%以上は4本以上の傘を所有すると答えるなど、雨と共に生活する市民の様子も浮き彫りになった。
グリーンシティの名にふさわしく、95%以上の人が「できるだけリサイクルしている」と答え、「海辺でバーベキューをしたことがある」人や「海沿いでサイクリングをしたことがある」というアウトドア派も70%ほどいた。
街を表す言葉では「美しい」「お金がかかる」「グリーン」「雨」の順に並び、「フレンドリー」「アクティブ」「アウトドア」などが続いた。調査から、住宅事情などコストはかかるが長い雨期以外はグリーンで美しくアウトドアが楽しめるフレンドリーな街というバンクーバー像が浮かび上がった。