UBC卒業生による非営利組織がフィルム製作コース再開を実現

プロジェクトに関わる卒業生役員と上映作品「Cabin Movie」の監督・キャストのみなさん

プロジェクトに関わる卒業生役員と上映作品「Cabin Movie」の監督・キャストのみなさん

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 バンクーバーのVancity Theatre(1181 Seymour Street、Vancouver )で5月20日、UBC(ブリティッシュ・コロンビア大学)の映画・映像学を専攻した卒業生が立ち上げた非営利組織(UBC Film Production Alumni Association)によって上映会(UBC Centenary Screening Series)が行われた。今年2月に始まった同イベントは今回で3回目となる。

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 同大学のフィルム製作(Film Production)コースは、2年間の一般芸術コースを終了後に選択できる2年間のフィルム専門コースだが、昨年大学側が他校と比べプログラムが充実していないことを理由にプログラムの終了を決定した。そこで映画の道を目指して勉強していた学生や卒業生らが集まり、同プログラムの素晴らしさを伝えプログラムを再開させるため同組織を立ち上げた。

 上映会イベントや卒業生のワークショップ、映画業界で活躍する卒業生が講師として講義を開くなど、努力のかいがあって今年の9月からプログラムの再開が決定した。今後は、現役大学生と卒業生の架け橋となりインターンシップなどの機会を設けるなど卒業生同士のネットワークを強化し、映画やテレビ業界での活躍を支援する。

 上映会では、映画業界で活躍する卒業生の中から選ばれた長編・短編映画を各1作品ずつ上映。上映後の質疑応答では多くの、観客らが直接監督に質問を投げかけた。同組織のメンバーで、同イベントの上映作品「ケビン ムービー(Cabin movie)」の監督でもあるDylan Smithさんは「学生の時に経験豊富な先生から映画について教科書では学べない大事なことをたくさん学んだ。映画業界で働きたい人には重要で役立つプログラムなので再開が決まりとてもうれしい。今後は同じプログラムを取った者同士、若い世代のアーティストをサポートしたい」と話した。

 次回開催は11月18日を予定。

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