バンクーバー国際空港近くのリッチモンド市に来年1月をめどに、日本茶専門店「辻利茶舗Tsujiri」(9251 Alderbridge Way, Richmond)がオープンする。カナダ西部初出店。
カナダ東部トロントの2店に続く出店となるリッチモンド店。スーパーマーケットや衣料品店、レストランなどが入る昨年開発されたばかりの新ショッピングプラザ内に1400スクエアフィートの店を開く。
同店カナダ、ゼネラルマネジャーのKimi Tanakaさんは「1860年に辻利右衛門が創業し、独自の茶箱を考案したことにより茶葉の保存期間が長くなり販路も拡大、宇治茶は多くの人に愛されるお茶となった。この右衛門の精神をカナダでも多くの人に伝えていけるようにリッチモンド店は茶箱を多く使った内装になる」と話す。
北米でも抹茶は「Matcha」として定着、多くのスイーツや飲み物に利用されている。同店でも「抹茶ソフトクリーム」(5.75カナダドル~)、白玉や餡(あん)などと合わせた「サンデー」(7.00カナダドル~)、「抹茶ラテ」(6.00カナダドル~)、「抹茶シュークリーム」(2.75カナダドル)などを提供(価格はトロント店現行のもの)。テークアウト用の飲み物、スイーツに合わせてリッチモンド店では「お茶漬け」「茶そば」「うどん」などの軽食メニューも展開する予定。
Tanakaさんは「トロント店でも抹茶を使ったスイーツや飲み物がとても好評をいただいている。バンクーバーエリアの方にも抹茶の美味しさを広く知っていただければ」と期待する。