Swangard Stadium(3883 Imperial Street, Burnaby)で6月7日、プロ・サッカーチーム、バンクーバー・ホワイトキャップスが4試合ぶりのホームゲームを行う。対戦相手はポートランド・ティンバーズ。両チームともに日本人選手が所属していることで、地元日本人の注目を集めている。
元Jリーガー平野孝選手は3月にホワイトキャップスと契約した後、順調にチームに慣れ、これまで4試合で360分の出場を果たした。この5試合はけがのためバンクーバーで療養し、6月に入りチーム練習に合流している。
ティンバーズには、元Jリーガーで日本代表にも選ばれた鈴木隆行選手が所属。現在まで10試合、807分出場し、1ゴール、1アシストを記録。中でもファウル数21とリーグトップで、その攻撃的なプレースタイルはリーグ内でも注目されており、4月には「Goal of the Week」も受賞した。
「5月の対戦のときには『鈴木選手はアグレッシブにプレーしていた』とチームメートから聞いている。バンクーバーで日本人選手と対戦できることがとても楽しみ」と話す平野選手。「日本人対決が実現できるよう、けがの回復に努めているところ。鈴木選手はとても危険な選手なので、翻弄(ほんろう)されないようチーム一丸となって勝利したい」と意欲をみせる。
「Takaは試合の流れを決める重要なプレーに関わっているチームに必要な選手。今週の練習中に回復具合を見ているところで、当日は少しでも長く出場して今回の大事な試合で活躍してもらいたい」(広報担当)。
ホワイトキャップスThordarson監督は「アウェイの試合で勝利を続けて地元に帰ってきた今、チームに勢いがある。けがで欠場していた選手が戻ってくることで、チームがより完ぺきなものになるはず。全員がベストのプレーをして、地元ファンの前で勝利を飾れたら」と抱負を語る。相手チームへの対策について、「とても積極的でハードコンタクトも多く、素早くボールを前に進めてくるチーム。守りをしっかりと固め、チームとしてまとまったプレーを心がければ、前回のポートランドで勝ったときのように、ゴールのチャンスを作り出せる」とも。
「この試合をきっかけに、多くのバンクーバー在住の日本の方がたにWhite Capsを知ってもらって、これからもスタジアムに足を運んでもらえたらうれしい」と地元ファンの応援を呼びかける平野選手。
ホワイトキャップスは、6勝2敗1分で現在リーグ首位。試合開始は19時~。チケットは通常価格18カナダドル~。チケットマスター(TEL 604-280-4400)で発売中。特別価格チケット(10カナダドル)購入の問い合わせは、ホワイトキャップス・セールス担当Gary Chungさん(TEL 604-669-9283内線2222、gchung@whitecapsfc.com)まで。
Vancouver Whitecaps FC元Jリーガー平野孝選手、バンクーバー・ホワイトキャップスと契約(バンクーバー経済新聞)