日本の古楽アンサンブルオーケストラ「バッハ・コレギウム・ジャパン」がバンクーバーのブリティッシュコロンビア大学(UBC)にある「チャンセンター(Chan Centre for the Performing Arts)」(6265 Crescent Road, Vancouver)で12月9日、演奏会を行う。バンクーバーを拠点に古楽の演奏会を企画するEMV(Early Music Vancouver)の主催。
「バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ」と名付けられた同演奏会。EMVアーティスティックディレクターのマシュー・ホワイトさんは「バッハ・コレギウム・ジャパンのバンクーバー初のコンサートを開くことができてとても光栄に思う。バッハの楽曲をオリジナルの楽器で演奏し第一線で活躍する彼らが古楽の世界に与えた功績は偉大なものだ」とたたえる。
同オーケストラはチェンバロ・オルガン奏者の鈴木雅明さんが1990年にオリジナル楽器のスペシャリストを擁し結成したバロック音楽を専門とするオーケストラ、合唱団。神戸、東京での定期演奏を行うほか、海外公演も積極的にこなし世界的な評価も高い。
演奏会ではバッハ「管弦楽組曲第2番」、ビバルディ「バイオリンのための協奏曲」、ヘンデル「風よ沈まれHMV242」などを披露し、ソプラノにはジョアン・ランさんを迎える。
15時開演。料金は20.50カナダドル~。チケットはEMVサイトで販売する。開演前14時15分からは鈴木雅明さん、ジョアン・ランさん、マシュー・ホワイトさんによるプレコンサート・トークも予定する。