バンクーバーで8月15日、「クイア映画祭(Vancouver Queer Film Festival)」が開幕し、バンクーバー・プレイハウスシアターで行われたオープニングイベントには、ドキュメンタリー「クイア・ジャパン(Queer Japan)」のグレアム・コルベインズ監督も参加した。
11日間で世界27カ国からの監督によるLGBTQを題材に扱った作品100点以上を上映する同映画祭。
今年は日本で漫画家の田亀源五郎さんをはじめ日本でLGBTQに関わる多くの人を取材したドキュメンタリー「クイア・ジャパン」(グレアム・コルベインズ監督)も上映。オープニングに参加したコルベインズ監督は「2012年に日本のゲイ漫画の翻訳に関わったことから今回のドキュメンタリーの制作を考え始めた。欧米のゲイ事情はよく知られているが日本に関しても多くの人に知ってもらいたいと思った」と制作の経緯を話す。「日本のゲイの人々の間には『聞くな、言うな(Don’t ask, Don’t tell)』という風潮がまだありゲイであることが隠されているケースも多くある」とし「日本にも豊かで美しいクイアの人々や文化が存在することを知ってもらえれば」と期待する。
「クイア・ジャパン」の上映は18日21時30分から。コルベインズ監督は上映後Q &Aセッションにも参加する。映画祭は25日まで。