見る・遊ぶ 学ぶ・知る

バンクーバー国際映画祭でXR展 日本からも「VR勇者さくら~禁断のコード~」「GEIMU」上映

日本から出品の「VR Hero Sakura-Forbidden Code」(加嶋一哲監督)(写真提供=VIFF)

日本から出品の「VR Hero Sakura-Forbidden Code」(加嶋一哲監督)(写真提供=VIFF)

  • 57

  •  

 開催中のバンクーバー国際映画祭(VIFF)のXRエンターテインメント部門「VIFF Immersed」では期間中出品作品を無料で公開し、日本からも「VR Hero Sakura-Forbidden Code(邦題:VR勇者さくら~禁断のコード~)」(加嶋一哲監督)と「GEIMU」(Dorian Goto Stone監督)の2作品がコンペ部門で上映されている。

コンペ部門で上映されている「GEIMU」(Dorian Goto Stone監督)

 日本からの2作品が出品されているのは世界中の応募作から選出の12作品がオーディエンスアワード(観客賞)を競う「インターナショナルVIFF Immersed コンペティション」部門。ストーリー性のある作品、ドキュメンタリーなどをVeeR 、YouTube360 、Museum of Other Realities、Amaze、LittlStar、Oculus TVの6つのプラットフォームを通して公開する。

[広告]

 今回取材に応じた「VR Hero Sakura-Forbidden Code」の加嶋一哲監督は「バンクーバー国際映画祭はVRの中でもストーリーテリングを重視した作品が募集されており、作品コンセプトが合致していた」と出品の経緯を話す

 「これまでVRの映像コンテンツは、没入感を優先するために視聴者をカメラ視点の主人公とした1カット永回しのコンテンツが主流だった。それはVR映像の醍醐味でもあるのだが、その手法だけで構成すると個性の強い主人公設定が難しく、ストーリーテリングに重要な共感が得られるコンテンツになりにくいと感じていた」と話す。「本作はVR180という新しいVRフォーマットの特性を生かしVR映像のストーリーテリングに実験的に挑戦した作品であり、TVドラマのような制作手法をいかにVRコンテンツの中に取り込むことができるかの挑戦を行った」と苦心した点も。「VRコンテンツの魅力である主人公視点の映像と、通常の映画のような客観視点の映像をバランスよく組み合わせて構成した。時には物語の傍観者として、時には登場人物の視点で楽しんで頂ければ」と期待する。

 加嶋監督は海外映画祭への出品を「作品を多くの方に観てもらう活動のひとつとして挑戦している」と話し、「Dorian G Stone監督の『GEIMU』は戦国時代のゲームに没入する話で、衣装やロケーションにもこだわりがありエンターテインメント性あふれる作品だ」と同祭他作品への注目も話した。

 映画祭では期間中、世界でも2番目のXRエコシステムを持つブリティッシュ・コロンビア州の業界の動向資料を無料でVIFF Immersedサイトに公開。XRクリエーター、制作会社などが集まり、今後の業界の動向や資金集め、ネットワーキングなどの情報を交換するオンラインサミットも行うなど、今後も成長が期待されるXR関連へのサポートを提供する。

 VIFF Immersed 作品の鑑賞は10月7日まで無料。各プラットフォームではコンペ選出作品に合わせて地元ブリティッシュ・コロンビア州で制作された作品3作品も上映する。上映作品、鑑賞方法はサイトに掲載する。コンペティション部門のオーディエンスアワード投票はVeeRでのみ受け付ける。

Stay at Home