バンクーバーに洋食スタイルの居酒屋レストラン-店内はアート空間に

数十年に渡って使用された以前の店の看板をそのまま利用している洋食スタイルの居酒屋レストラン「Ping's cafe」、「店内とのギャップに驚く」という。

数十年に渡って使用された以前の店の看板をそのまま利用している洋食スタイルの居酒屋レストラン「Ping's cafe」、「店内とのギャップに驚く」という。

  • 0

  •  

 バンクーバーのメーンストリートに4月、日本のハンバーグやおつまみなどを出す洋食スタイルの居酒屋レストラン「Ping's cafe(ピンズカフェ)」(2702 Main St, Vancouver TEL604-873-2702)がオープンした。

[広告]

 約1,000平方フィートの店内は、カウンターとテーブル席を合わせて30席。内装は白い壁で落ち着いた雰囲気の中に、こだわりのアートやインテリアが並ぶ。新進デザイナーとして活躍するOmer Arbelさんのポーセレン(磁器)でできたシャンデリア、壁に掛けられたアートやフェルト生地を利用したいすなどはすべて、オーナー・廣子さんの友人ら(アーティスト)がデザインし提供した。

 廣子さんは「外観は、数十年、約4代にわたって引き継がれてきた看板をそのまま残して利用。経営者は違うが、以前からお客さんだったと言う人も食べに来てくれる。外観と店に入った時のギャップを楽しんでほしい」と話す。

 ワインはワイングラスで出さずにモロッコのモロカングラスでサーブし、店で使用する食器は廣子さん自身が歩き回って探した。柄やデザインが1枚ずつ違うなどこだわりがあるという。環境に配慮し割りばしは使わず、布のナプキンを使用する。「型にとらわれず、すべてにおいて自分たちがいいと感じたものをそのまま採用、いつも食べたくなるComfort Foodを提供し、シンプルでアットホームな店を目指す」(廣子さん)という。

 「カジュアルに友だちと飲みに行ける店」(同)をモットーにした同店のメニューは、居酒屋メニューのかぼちゃのコロッケ(6カナダドル)や具がエビか豚から選べるギョーザ(6カナダドル)など。ビールは日本のアサヒ・キリン・サッポロ、チェコのビールなどを用意。日本酒はグランビルアイランド内にある酒工房から取り寄せる純米生と純米生にごり(グラス6カナダドル)を用意する。

 日本で修行を積み洋食店でも働いた経験があるシェフの山脇さんが作る人気のメニューは、ジューシーなチキンとサラダに味噌とゴマのピリ辛ソースがかかったバンバンチキン(8カナダドル)、大人でもお子さまライスを食べる感覚で人気の「Ping Dinner」(19カナダドル)は独自のソースがかかったハンバーグと豚カツ、エビフライやポテトサラダがセット。すき焼きステーキ(16カナダドル)はすき焼き用の薄く切った肉を重ねてステーキのように焼く。

 「アーティストやデザイナーが自分の作品を発表できる場は大切。多くの人の作品や仕事が集結して素晴らしい空間を生み出すことができた。みんなの熱意と思いが伝わってくるこの店の空間がお客さまにも心地よく伝わって、楽しく飲みに集まれるような場所を提供したい」(同)とも。

 営業時間は17時~24時。月曜定休。

Ping's cafe高島屋大阪店に「東洋一の大食堂」限定復活-昭和レトロ風メニューも(なんば経済新聞)葉山御用邸近くにカフェ・レストラン-築80年の日本家屋を改装(湘南経済新聞)シンガポールの「しょくどう」-手ごろな価格と豊富なメニューで人気に(シンガポール経済新聞)バンクーバーに生ライブ日本食ダイニング-東京・土屋鞄製造所が出資(バンクーバー経済新聞)

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース