ブリティッシュ・コロンビア州政府は9月13日から、レストランでの飲食やスポーツ観戦などの際、新型コロナウイルスワクチン接種証明の提示を義務付けると発表した。
対象となるのは12歳以上。パティオを含むレストランやバーでの飲食、チケット制のスポーツ観戦、プールやフィットネスセンターの利用、映画館やコンサート、カジノ、屋内で行われる会議、パーティー、結婚式などのイベントに参加する際に接種証明の提示が必要となる。9月13日からは少なくとも1回の接種証明が必要で、10月24日以降は2回目接種後7日以上経過していることを証明しなければならない。
同州では現在、12歳以上の2回接種率は約76パーセント。しかし依然として連日600人以上の感染者が発生している。今回の発表は未接種者への行動規制とも捉えられるが、同州のジョン・ホーガン州首相は「ワクチン接種はパンデミックを終了させるチケットである」とさらに多くの人に接種を促す。
証明書の提示についての詳細は同州サイトに掲載する。接種証明はデジタル形式となる予定で、アクセス方法などの詳細は後日発表する。来年1月31日までの実施だが、状況により延期の可能性もある。