バンクーバーの公共交通機関トランスリンク社は11月25日から、ホリデーシーズン恒例のトナカイバスの運行を開始した。子どもたちにクリスマスプレゼントを届ける「Toys for Tots」キャンペーンの一環で。
36年間に渡り低所得層の子どもたちにクリスマスプレゼントや現金を届けている「Toys for Tots」。これまでに約8万7000個のおもちゃと5万カナダドル以上にのぼる寄付を集めている。毎年社員たちも寄付を続けているTransLink社CEOのケビン・クインさんは「この2年間は多くのファミリーにとって特別厳しいものだったので、コミュニティーへの貢献が非常に重要となっている」とその意義を話す。「寄付している社員たちを誇りに思うし、トナカイバスと寄付が多くの人を笑顔にすることができれば」と期待する。
サンタクロースの助手のエルフたちが装飾を施したバス9台はそれぞれ、「赤鼻のトナカイ」のお話に出て来るトナカイにちなみ「ダッシャー」、「ダンサー」、「プランサー」、「ヴィクセン」、「コメット」、「キューピッド」、「ドナー」、「ブリッツェン」、「ルドルフ」と名付けられている。同社ではトナカイバスを見かけたら#ReindeerBusのハッシュタグでSNSへの投稿も呼び掛ける。
同社オンラインストアではトナカイバス商品も販売、スタジアム・チャイナタウン駅のコンパスカスタマーサービスセンター、コマーシャル・ブロードウェイ駅のカスタマーアシスタンスカウンター、ウォーターフロントとロンズデールのシーバスターミナルでは未包装のおもちゃの寄付も受け付ける。寄付は12月14日まで。