バンクーバーのダウンタウンにあるミニシアター「The Cinematheque」(1131 Howe St. Vancouver)で12月23日から原節子さんの「紀子三部作」として知られる「晩春」、「麦秋」、「東京物語」(すべて小津安二郎監督)を上映する。日系文化センター・博物館と共同で。
原節子さんの生誕100年を記念して昨年予定されていたが、コロナウイルスの影響で一年遅れての上映となる同三部作。小津安二郎監督と共に原節子さんは北米でも高く評価されており、根強い人気を誇る。
同シアターでは、「原節子さんの魅力があふれ世界の映画ファンに愛される紀子三部作は不滅の名作」とし、「1949年から12年間にわたる小津作品への出演で、影のある繊細な女性を巨匠が作る気品ある家族の物語の中で演じて伝説となった」と評する。
料金は一般=14カナダドル、65歳以上=12カナダドル、学生=10カナダドル。12歳以上はワクチン接種済証明の提示が必要。1月3日まで。