バンクーバー国際空港近くのリッチモンド市で5月4日から「Lime」社による電動スクーターと電動自転車のシェアサービスが始まり、ガソリン価格の高騰もあり注目を集めている。
市が環境保護の目的でパイロットプログラムとして導入した同シェアサービス。ミノル公園周辺からガーデンシティロード周辺の市中心部各所に設けた貸し出しステーションに、スクーター50台と自転車25台を配置した。今後利用状況に応じて設置場所や台数を増やしていく予定。
開始日には希望者に利用講習会を実施し、街中で早速色鮮やかなスクーターや自転車に乗る人の姿が見られた。現在バンクーバー首都圏ではガソリンの値段が1リットル当たり2.20カナダドル超と高騰していることもあり、車以外の移動手段として電動スクーターや自転車への関心が高まっている。
利用方法は同社アプリをダウンロードし、借りる際にスクーターまたは自転車のQRコードをスキャンするのみ。利用開始のロック解除の際に1.15カナダドルが、その後1分ごとに0.35カナダドルが課金される。18歳以上のみ利用可。