バンクーバー、ウォーターフロントの「バンクーバー・コンベンションセンター」外側で数日前から1羽のグース(がちょう)が巣作りを始めている。
グースが巣作りのために座り込んでいるのは、コンベンションセンター外「デジタルオルカ」像横のプランター。通常は観光客や散歩を楽しむ人で賑わうエリアのため、数日前にグースに気付いたスタッフがプランター周囲をテープで囲み人が近づきすぎないように計らった。
コンベンションセンターでは、近隣で操業する「ヘリジェット(Helijet)」社にちなみ、グースを「ヘリ」と命名。その理由を「Helijet社はチャリティーイベントのため近くにヘリコプターを着陸させる予定があったのだが、巣作りしている『ヘリ』の存在を知り、その安全を優先して急遽着陸場所を変更してくれた」と明かし、近隣のビジネスも含め皆で見守る微笑ましいエピソードとなった。
同センターでは人々に「近くを歩く際は、『ヘリ』から距離を取り、『ヘリ』のスペースを尊重してください」と呼び掛ける。