ギターやいすなどのリサイクルウッドが手作りアクセサリーに変身

地元のデザイナーが集まるマーケットで、リサイクルウッドを使用して作るアクセサリーBilly would designのデザイナーAdeaさん。

地元のデザイナーが集まるマーケットで、リサイクルウッドを使用して作るアクセサリーBilly would designのデザイナーAdeaさん。

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 バンクーバー出身の新進デザイナー、Adea Chungさんのリサイクルウッドを使用してデザインしたアクセサリーが話題を集めている。

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 ブランド「ビリーウッドデザイン(Billy Would Design)」を1年半前に立ち上げ、地元でビジネス展開を始めた。ブランド名は亡き祖父の名前から愛娘のミドルネームに付けた「ビリー」、アクセサリーで使用する木のWoodと願望のWould「ウッド」を掛け合わせて名付けた。

 リサイクルされた木のみを使用してすべて手作りで作るというネックレスや、イヤリング、ブレスレットのアクセサリーは、利用されないギターや家具などの一部を譲り受けて作る。鋭い木を注意深くやすりで削りながら最終的に手作業で形を整え、自然のビーワックス(蜜ろう)などで仕上げる。

 体に触れる部分にアクセサリーが付くことで体のオイルが木を美しく保つ。留め金やチェーンなどの部分はシルバーを使用し、タグやラッピングなどはすべてリサイクルペーパーを使用する。着色せず木の本来の色や柄を生かしたデザインが好評で、バンクーバーなどの衣料店で5店舗をブース出店し販売する。価格は28カナダドル~。

 バンクーバーでのBC Fashion Week 2008や地元のマーケットなどで精力的に活動するAdeaさんは、一児の母で育児と家事の間に制作時間を充てる。父親が木を使ったアーティスト、母親が彫刻などのアーティストで、子どものころから芸術に触れて生活していた。独学でアクセサリーを作り始め、手ごろな価格で販売できるように試行錯誤しながら、今までに製作したアクセサリーは500点以上に及ぶ。

 9月に行われるSpend on Trendマーケットにも出店予定で、顧客と直接会話を交わすことが、新たなデザインを生み出す参考にするという。「お客さんの反応が間近で見られ、生の意見が聞けてとても参考になる。自分の作ったアクセサリーをどういう人が付けてくれるのかを見るのも楽しい」と話す。

 「30年以上使って壊れてしまった家具やいす、廃品のギターなどに息を吹き込み新たに再生することは素晴らしいこと。子どもが使っていた思い出深い木のおもちゃからアクセサリーのオーダーを受けることも。いつも楽しみながら製作している」と話すAdeaさん。「ブレスレットや、指輪、紳士用アクセサリーなど新たな商品も制作中で7月ごろには新作を発表する予定」とも。

 同ブランドの商品は「Orb 」(2028 West 4th, Vancouver )、「Favourite 」(2nd level Lonsdale Quay Market, North Vancouver)、「The Funky Monkey Boutique 」(38031 Cleveland Squamish)「Parkside Art Centre」(100 Mile House, BC.)「Riva's The Eco Store」(1534 17TH Ave SW, Calgary AB)で取り扱っている。ウェブサイトからの購入も可能でオーダーも受け付ける。

Billy Would Designバンクーバー発のセレブ愛用ジュエリー、イベントを通して商品販売(バンクーバー経済新聞)売り上げの2%を寄付-キツラノエリアのブティック「ORB」、話題に(バンクーバー経済新聞)

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