バンクーバーのダウンタウンにある映画館VIFF Centre(1181 Seymour St. Vancouver)で3月13日から、スタジオジブリの映画23作品を連続で上映する「スタジオジブリ・フォーエバー!(Studio Ghibli Forever!)」が開催される。
上映するのは「となりのトトロ(My Neighbor Totoro)」「魔女の宅急便(Kiki's Delivery Service)」「千と千尋の神隠し(Spirited Away)」「かぐや姫の物語(The Tale of the Princess Kaguya)」など23作品。企画第1弾の3月25日までは1984年から1999年までの作品に焦点を当て、「風の谷のナウシカ(Nausicaa of the Valley of the Wind)」から「もののけ姫(Princess Mononoke)」までの12作品を公開順に沿って上映。その後は第2弾として1999年以降の作品を上映する予定。
同センターのプログラマー、トム・チャリティさんは「世界で最も偉大なアニメーターの宮崎駿さんが『風立ちぬ(The Wind Rises)』を最後に引退宣言されてから10年が過ぎた。幸運なことに宮崎さんは引退を撤回し、新作『君たちはどう生きるか(How Do You Live)』の公開を今年の後半に控えている」とし、「40年間にわたり観客を魅了し、スタジオジブリを世界で最も愛されるアニメスタジオにした物語の数々を再び見るには今が最高の時と言えるだろう」と鑑賞を呼びかける。
各作品とも英語吹替版と日本語上映英語字幕付きを用意する。開催中はバンクーバー在住の映画関係者やアニメーターが来場するイベントも企画する。
チケットは一般=15カナダドル、シニア=13カナダドル、学生=10カナダドル、子ども(12歳以下)=8カナダドル。第2弾は年内に順次上映スケジュールが発表される。