バンクーバーの郊外バーナビー市にある日系文化センター・博物館(6688 Southoaks Crescent. Burnaby)で3月24日、日本の女子プロレスラー伊藤麻希さんと山下実優さんが現地ファンとのミート&グリートを行った。
同日行われた現地のNation Extreme Wrestling(NEW)で鈴木みのるさん参戦の興行にゲスト参加するため来加した伊藤さんと山下さん。会場では開始時間の約1時間前からファンが入場を待つ列を作り始めるなど、現地での人気の高さがうかがわれた。前日夜バンクーバーに到着したばかりの2人は、拍手で迎えられると疲れも見せずに笑顔で英語も交えながらファンとの質疑応答と写真撮影に応じた。
伊藤さんはバンクーバーでの参戦は昨年に続き2回目。「前回は大きな声援で迎えてもらった。今回も大きく爪痕を残して帰りたい」と意気込む。試合後すぐにバンクーバーを離れるハードスケジュールの中マッチに臨む山下さんは「初めてのバンクーバーでチケットも完売の会場で試合をするのを楽しみにしている」と話す。
ファンから初めての対戦相手とのマッチは緊張するかと問われた伊藤さんは「緊張はするが事前に試合の動画などを見て相手の研究をすごくするタイプなので大丈夫」と答え、山下さんは「自分はあまり相手に関しては調べたりせず試合に臨むタイプ。緊張感と怖いという気持ちがあった方が楽しみになる」と答え拍手を浴びた。
カナダ名物のドーナツチェーンTim Horton'sで食べたことがあるかとの質問が出た際には、伊藤さんが「まだ食べたことがないのでぜひ行ってみたい」と即答し会場を沸かせた。質疑応答の後は来場者全員との写真撮影に応じ現地ファンとの交流を楽しんだ。来場した女性ファンの一人は「もともと日本のアニメなどかわいいものが好きだったのだが、昨年伊藤さんのマッチを見てかわいいのに強いから大ファンになった」と笑顔を見せた。