バンクーバー郊外のサレー市、ソフトボールシティ球場(2201 148 St.Surrey)で開催中の「2023カナダカップ・インターナショナルソフトボールチャンピオンシップ」で7月13日、ウクライナU19 代表にカナダチームの選手たちから支援金が渡される一場面が見られた。
ウクライナU19 代表が対戦したのはカナダ・サスカチュワン州代表プレーリー・レネゲーズU19。この日、初勝利をあげたウクライナの選手たちは試合後寄贈された1,400カナダドルに驚きを隠せない様子で感謝を表し「ウクライナのソフトボールプログラム振興のために活用する」と話した。
今回のウクライナU19代表の参加は、カナダカップ運営の呼びかけのもとサレー市および市民や各種団体からの資金援助が集まり実現。同チームの参加を知ったプレーリー・レネゲーズU19の選手たちは、空き缶やボトルの回収で集めた支援金を対戦日に手渡した。
プレーリー・レネゲーズ・ヘッドコーチのアラナ・アームストロングさんは「選手たちは、ウクライナの少女たちが好きなスポーツをするのにも困難な状況にあることを知り、何か自分たちでもしなければと考えたようだ。大人の助けを受けずに自分たちでボトル回収を企画し集めた支援金を、今日ウクライナの皆さんに無事お渡しできて本当に良かった」と感動で涙を浮かべながら交流する少女たちを前にコメントした。
カナダカップは16日まで。U-19、U-17 と国際女子の部門があり、国際女子には日本代表も参加している。