バンクーバー郊外のサレー市、ソフトボールシティ球場(2201 148 St. Surrey)で開催された「カナダカップ」で7月16日、日本女子代表がTCコロラドを4-0で下し優勝した。
日本は予選、プレーオフとも全勝で、TC コロラドは予選を2位で通過し決勝を迎えた。両チームとも序盤は無得点が続くものの4回、工藤環奈選手の2ランホームランで先取点を挙げ、その後5回にも2点を追加。無失点で迎えた6回には三輪さくら投手から上野由岐子投手に交代。ヒットを許し満塁の場面があったものの無失点で抑え7回試合終了した。
2017年以来の参加となった日本女子代表。北京五輪、東京五輪と金メダルに輝いた日本代表の人気は現地でも高く、決勝では多くの観客が日本チームのプレーを見ようと球場を訪れた。中でも上野投手の知名度は高く、観客だけでなく各国の選手たちがサインや写真撮影を求める姿が連日見られた。
試合後、宇津木麗華監督は「皆よく頑張ってくれて優勝でき安心している」と笑顔を見せ、「カナダの大会は何年も応援に来てくださっているファンの方も多く、毎回懐かしい顔にたくさん会える。また必ず戻って来たい」と応援への感謝を表した。