バンクーバーの市内各所で9月28日から、「バンクーバー国際映画祭」が開催される。
今年で42回目を迎える同映画祭。70カ国の231作品を上映する。日本からは「怪物」(是枝裕和監督)、「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)、「悪は存在しない」(濱口竜介監督)を含む6本が出品される。
オープニングガラにはカンヌ映画祭で審査員賞を受賞した「Fallen Leaves」(アキ・カウリスマキ監督)、クロージングガラには同映画祭で最優秀監督賞受賞の「Pot-au-Feu La Passion de Dodin Bouffant」(トラン・アン・ユン監督)を上映する。
主な上映作品は、カンヌ映画祭パルムドール受賞作品の「Anatomy of Fall」(ジュスティーヌ・トリエ監督)、同グランプリ受賞作品「The Zone of Interest」(ジョナサン・グレイザー監督)、「Seven Veils」(アトム・エゴヤン監督)、「Pricilla」(ソフィア・コッポラ監督)、韓国映画の話題作「A Normal Family」(監督)など。
邦画はそのほか、「バカ塗りの娘」(鶴岡慧子監督)、「アンダーカレント」(今泉力哉監督)、短編映画「蟹から生まれたピスコの恋」(長久允監督)。
カナダからは、バンクーバー出身のKathleen S. Jayme監督によるスタンレーカップ時の暴動を題材としたドキュメンタリー「I'm Just Here for the Riot」、カナダ国立バレエ団の内側を追うドキュメンタリー「Swan Song」(Hur Jin-ho監督)などを上映する。
映画以外にも「バービー」のセットデザイナー、「オッペンハイマー」の衣装デザイナーなどを招く「クリエーター・トーク」、映画音楽に焦点を当てたプログラム「VIFF Amp」など、映画製作関係者が多いバンクーバーならではの企画も。
チケットは一般=18カナダドル、シニア=16カナダドル、学生=14カナダドル。6枚パック、10枚パック、20枚パックなども販売する。10月8日まで。