バンクーバーのダウンタウン、ベントールセンター(555 Burrard St. Vancouver)で10月1日、クリエーティブテクノロジーのショーケース「Signals」が始まった。
ヘッドセット着用した参加者二人の脳波からAIが画像を描きだす展示
国内クリエーターによるXRやAIを使用したインタラクティブな作品や映像作品など35のプロジェクトを展示する。バンクーバー国際映画祭とDigiBCによる共催。
作品は鑑賞者がインプットする言葉をAIが使用し映像に変換する「reCollection」、先住民族メイティの文化を題材にしたストップモーションアニメーション「MENEATH」、アニメーションとARを併用しチャイナタウンの歴史をストーリー仕立てで紹介する「ECHOES OF CHINATOWN : A WALK WITH GOONG GOONG」、巨大プロジェクションを用い3D映像で先住民の文化を投影したキャラクターを映す「Tadoetla: WALK IN A CIRCLE」など。会場には2024年発売予定のPC用ゲーム「Homeworld 3」をはじめ、「1000xRESIST」、Nintendo Switch用の「Fae Farm (フェイファーム)」など州内のスタジオが制作するゲーム作品を試せるエリアも設ける。
DigiBCディレクターのLoc Daoさんは「BC州、先住民、カナダ国内のクリエーターが集まりさまざまなプロジェクトを紹介している。AIとクリエーティブテクノロジーが社会、文化、考え方などわれわれの将来に与える可能性を見にきてもらえれば」と呼びかける。「開催中、地元のスタートアップ、クリエーター、学生らのプロジェクトを紹介し、ビジネスネットワークとつながる機会を設けるラウンジも企画し、バンクーバーに集まる若い才能も支援する」とも。
入場料は15カナダドル。10月7日まで。