4月28日に閉幕したバンクーバー・ファッションウイークに、福岡のブランド「カラフルブティックモア」が登場した。
「大人のレトロポップ」をコンセプトにヨーロッパビンテージ、アンティーク着物、オリジナル着物などを販売する同店。レトロな着物や洋服がランウェーを彩った。ブランドオーナーの平田まどかさんは「カラフルでポップなものにクラシカルな要素を入れた上品な着こなしを提供している」と説明する。
ショーではレトロな音楽に乗せて着物と洋服の各6点を披露。カラフルな柄が目を引く着物は、ヨーロッパビンテージのテキスタイルデザインからインスピレーションを受けたプリントを作り着物に仕立てたオリジナルで「洋服のデザインを着物に落とし込んだらかわいいと思い」(平田さん)制作した。洋服はアンティークな着物や帯をほどいてワンピースなどにリメークしたものなどがランウェーを飾った。
「洋服を着物に、着物を洋服に、をテーマに日本の民族衣装を世界の人にも楽しんでもらえれば」との願いを込めた。「以前友人のために作って以来もう一度作りたかった」という真っ白な「レトロ花嫁」衣装もこの日のために完成させた。
「ずっとカラフルな色が好きだった。カラフルな世界感を広め日常着として色を楽しんでもらいたい。色を取り入れると元気が出るので、ファッションで元気を届けられれば」と期待する。