バンクーバーのRoundhouse Community Centre(181 Roundhouse Mews、Vancouver)で7月18日、がんの研究や運営資金を集めるチャリティー・イベント「Wish upon a Star」が行われた。BC Cancer Foundation(ブリティッシュ・コロンビア州がん基金)主催。今年で2回目。
同イベントはBC州のがん患者が利用するCancer Agencyでのがんの研究や、運営などの資金を集めること、がんについて詳しく知ることを目的に行われるイベント。昨年は約200人が参加し12,327カナダドルが集まった。
当日は約300人が同イベントに参加、2003年のミスカナダに選ばれチャリティー活動を続けるLorenzaさんが司会を務め、地元ファッションデザイナーによるファッションショーや、Carter Hortieさんによるスタンド・アップコメディー(独演コメディー)などが行われた。
アイスホッケーチーム「カナックス」の選手のサインが入ったユニホームの公開チャリティー・オークションは250カナダドルからスタートし、参加者が白熱する中、最終的に750カナダドルで落札された。そのほか、ホワイトキャップスのサイン入りサッカーボールやホテル宿泊券、エステ券、コンサートチケットやウィスラー旅行券など約35点の商品の入札価格が市場価格の半値からスタートするサイレント・チャリティー・オークションも。
参加者から集めた寄付金の半分が参加者の1人、残り半分が同基金の取り分になるというゲーム50/50 Draw(フィフティ・フィフティ・ドロー)には、多くの人が参加、チャリティーを行った。友だちと参加したというDaniel Chanさんは「少しの寄付でも多くの人が行うことで基金に手助けすることができ、とても重要なこと」と話す。
運営を担当するAAY Production代表で、26歳の時に舌がんを患い闘病後、克服したというVivianさんは「多くの人が自分のがんに携わり、家族や友だちBC Cancer Agencyにサポートしてもらった。何か恩返ししたい、がんについてもっと知ってもらいたいと思い友だちと一緒にイベントを始めた。毎年続けていくつもり」と話す。
Wish upon a StarBC Cancer Foundation南海ホークス復刻版ユニホームをオークション-川崎選手らが着用(なんば経済新聞)