バンクーバー市内各所で8 月3日から「Festival Vancouver」が始まった。同フェスは今年で8回目となる音楽祭で、世界各国からアーティストが集まり無料コンサートを含む50以上のクラッシクやジャズ音楽、オペラなどを演奏する。
5日はオペラGALAイベントとして、Orpheum Theatreでバンクーバー・オペラ・オーケストラが演奏する中、世界各地で公演を行うアメリカ人オペラ歌手のDenyce Gravesさんとカナダ人オペラ歌手のMarianne Fisetさんが約1時間半にわたり独唱や重唱を披露した。演奏後はスタンディングオベーションが行われ、アンコールでは猫の泣き声「ミャオ」だけを歌詞に使用してオペラを歌うなどで観客を盛り上げた。オペラ鑑賞は初めてという観客のJuryさんは「声が会場中に響き渡り感動した。期間中に、今まで聴いたことがないジャンルの音楽を聴きたい」と話す。
同フェスの今年のハイライトは「Music of the Americas」。ブラジリアンギター、キューバジャズ、アルゼンチン音楽など北米と南米の音楽を数多くラインアップする。そのほかアフリカダンスと音楽、合唱団や台湾パーカッショングループ、クラッシクピアノシリーズなど、カナダ国内だけではなく世界中から招集しさまざまなジャンルのミュージシャンによる演奏が行われる。
そのほか、同フェス初めての試みとして世界の音楽を庭で楽しめるようにVanDusen Botanical Garden(5251 Oak Street)でアウトドアコンサートを行う。フィンランドからアカペラグループや、ブラジル音楽などが演奏され3夜のみ公演する。
コンサート会場は、UBCリサイタルホールや、バンクーバー・アートギャラリーなど各所。チケットは、チケット・マスター(TEL 604.280.3311)で発売中。今月17日まで。