世界初の水の結晶写真集「水からの伝言」江本勝さん、バンクーバーで講演

講演後、著書にサインをする江本勝さん。

講演後、著書にサインをする江本勝さん。

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 バンクーバーのUnity of Vancouver(5840 Oak Street, Vancouver)で8月15日、世界初の水の結晶の写真集を出版した江本勝さんによる講演会「いま伝えたい事」が開催された。

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 当日は、最初に曼荼羅アーティスト鯉沼香帆さんの作品映像や地元で活躍するアーティストらが水をテーマにした曲と映像のコラボレーションを上映し、その後江本さんが水の結晶の神秘について約2時間にわたり講演を行った。地元の人や日本人ら約500人の参加者は、映像で紹介される美しい水の結晶に感嘆の声を上げた。

 江本さんは水道水を入れたボトルに花や動物などの写真画像を見せ、音楽を聴かせる実験を行った結果や、「ありがとう」と世界各地の言語を紙に書いてボトルに貼り付けた場合、水の結晶はどのように変化するかを分かりやすく実証し説明した。「『ありがとう』と感謝の意を表した場合には水はきれいな結晶を作り、『ばかやろう』と表現した場合はブラックホールのような結晶を作る。思考は水に伝わり水は情報を記憶し伝えることができる」と水の神秘について話した。そのほか希釈した羊水にさまざまな写真を見せ音楽を聴かせる研究結果などについても紹介した。

 水を凍らせて作る結晶の写真集「水からの伝言」は世界で反響を呼び45カ国語に翻訳され、世界各地で1,000回以上の講演活動を行っている。「参加者からストレートな反応が見られるので海外で講演するのは楽しい。水と言葉の大切さを伝えることは世界平和につながる」と話す江本さん。さらに「学校で子どもたちに水に対する知識をしっかり教えてほしい。著書の絵本版を世界の子どもたちに約6億5千万部無料で配布して水の大切さを教えたい」とエモト・ピース・プロジェクトを2005年に立ち上げた。絵本はすでに、スペインやポーランド、フランス語など16カ国語に翻訳されている。同講演会の収益の一1部は同プロジェクトとBC州の森林植樹活動のために寄付される。

 講演終了後は、においによって水の結晶がどのように変わるかなどの体感実験も行われた。参加者のJimさんは「1年前に江本さんの本を読んで感銘を受け、機会があれば講演会に参加したいと思っていた。水の結晶が言葉でこんなにも変化するなんて神秘的だ」と話す。

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