バンクーバーにある屋外遊園地Play land(2901 East Hastings Vancouver, BC)で8月20日から、砂を使って彫刻作品を作るコンペティションが開催されている。Sandemons Sand Sculpture Companyが主催する。今年で4回目。
メーンの展示作品には約150トンの砂を使用しPNEのシンボルで50周年を祝うために制作する木製コースターと、同遊園地内にあるコンサート会場で初めて演奏したバンド「レッド・ツェッペリン」のオブジェを展示する。同イベント主催者で自身も彫刻アーティストであるDavidさんは「コースターには砂でできたミニチュアの人も本物と同様に乗せるので楽しみにしてほしい」と、細かく繊細な作業を数人のスタッフとともに進めている。
さらにコンペティションでは、昨年の優勝者であるロシアを始めシンガポール、カナダ、アメリカなど6カ国からアーティストを招き、4日間をかけて砂の彫刻の制作が行われる。最終日の24日にはPNE関係者数人による審査が行われ、優勝者には2,500カナダドルを授与する。
Davidさんは「各国の素晴らしい作品やアーティスト性を重視するためテーマは設けていない。出来上がりが楽しみ」と話す。砂については「屋外の展示になるが、バンクーバー近郊、フレーザー河の良質の砂を使っているので小雨であれば彫刻のダメージは少ない」とも。
米・テキサスから同コンペティション参加している砂の彫刻アーティストWalterさんは「大きな彫刻作品を短い期間内に仕上げる所が醍醐味。花のバラは散るから美しいのと同じで、砂でできた彫刻はなくなるけれど完成してたくさんの人に見てもらえるのがうれしい」と話す。
展示は今月末まで。