バンクーバーのGrandview Legion (2205 Commercial Dr. Vancouver)で8月24日、西アフリカの音楽とファッションショー、ダンスのイベント「Kiss of Africa」が開催された。In the house FestivalとYarlowe Productionsが主催する。
当日は、アフリカ民族衣装のファッションショーが伝統的なドラム音楽にのせて行われた。男女、子どもら約20人が身に着けた50着の衣装は、ビーチ用、ビジネス用と用途に合わせて紹介。舞台でカラフルな衣装を披露しモデルらが舞台でターンする度に大歓声が起こった。衣装はすべて、アイボリーコースト(コートジボアール共和国)出身のKesseke Yeoさんがアフリカから生地を取り寄せデザインしたハンドメードで独自のブランドをバンクーバーで展開している。
その後、ダンサーのKessekeさんが結成したダンスグループ「West Meets West」がアフリカの伝説や物語に合わせて、アフリカの伝統的なマスクを使ったダンスや、Kessekeさんが開脚したままダンスを続けるなど迫力ある舞台を見せ、観客らも立ち上がり共に踊りながら楽しんだ。
イベント会場には、伝統料理のエグシスープやチキンのシチューなどを味わえるブースや、Kessekeさんデザインの衣装を販売するブースも。司会者のJean-Pierreさんは「アフリカの伝統を多くの人に伝えたい。皆さんの来年の旅行はアイボリーコーストで決まりだ」とアフリカの物語などを話し盛り上げた。
イベントを企画したプロデューサーのElkaさんは「マルチな才能を発揮するKessekeさんを通じて、衣装や音楽、ダンスにわたり西アフリカの伝統をバンクーバーで伝えることができてうれしい」と話す。