日本のインディーズ音楽シーンでも支持されている、バンクーバーを代表するパンクバンド「Pointed Sticks(ポインテッドスティックス)」は7月6日、約20年ぶりのオリジナルシングル「My Japanese Fan」をリリースした。同シングル発売に合わせて、8月25日には同市内のライブハウス「The Red Room」(398 Richards St, Vancouver TEL:604-687-5007 )でライブを開催する。
同シングルはタイトル通り、日本のファンへのメッセージが込められている。日本での支持者が多いことや25年間の活動停止期間を経て、昨年7月末に日本で行ったライブを成功させたことなどから、「ありがとう」の意を表して制作された。メンバー全員でアイデアを出し合い、曲を完成させたという。ジャケットはエアメールをイメージ。白地の本体に赤色と青色のストライプで縁取りされたデザインで、表面には「To My Japanese Fan」と手紙風に書かれている。ベースのTony Bardachさんは「日本のファンのおかげでこのシングルが実現したので、ぜひ聞いてほしい」と話している。
同バンドは1978年に地元バンクーバーの仲間同士で結成された。ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードの男性5ピースバンドで、活動停止期間はあったが今年で結成29年を迎える。80年にリリースされたデビューアルバム「Perfect Youth」は、20数年経つ今でも幅広い世代から聴かれている。今年4月には、ニューヨークで開催されたミュージックフェスティバルに参加するなど現役で活動中。「(ほかのバンドの)みんなとは違うことをやりたい」と、心に響く曲作りを心がけているという。新曲「On Fire」と「Anytime」の2曲をレコーディング中で、発売日は未定。