世界で1番エコな人を決める大会-バンクーバー在住の女性が2位に

リサイクルやコンポスト、ガーデニングなど多岐にわたりエコにこだわるEmilyさんは、仕事の他にもボランティアでコミュニティーガーデンなどの指導を行う。

リサイクルやコンポスト、ガーデニングなど多岐にわたりエコにこだわるEmilyさんは、仕事の他にもボランティアでコミュニティーガーデンなどの指導を行う。

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 バンクーバーに在住の女性Emily Jubenvillさんが、先月開催された世界で一番エコな人を決める大会「Greenest Person on the Planet」で2位に選ばれた。

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 同大会は、サイモン・フレーザー大学の教授Boyd Cohenさんが、個人の取り組みを通して世界の人にエコの意識を持ってもらうことを目的に作り、今年4月22日のアースデーに同コンテストのウェブサイトを立ち上げた。世界各国25カ国から約600人が参加。参加者はウェブサイトを通じて調査に回答し、最終的に5人に絞られ、ウェブサイトの投票などから最優秀者が選ばれた。

 Emilyさんは、家庭菜園やガーデニングなどを自宅アパートで行っており「トマトやキュウリ、チリペッパーなどは庭がなくても十分作ることができる。そのほかの野菜は近くにある畑で自家栽培していて、夏は野菜を買わなくてもいいほど」と説明し、家では生ゴミをコンポストして、堆肥(たいひ)を作るなど日常のエコライフを披露した。

 掃除用の洗剤は手作りするか自然製品にこだわり、服は地元のデザイナーの服や古着、オーガニック製品など選ぶ。車は持たず自転車か徒歩で通勤し、外出する時も1時間~2時間の距離は自転車で移動する。

 大学時代には環境科学を専攻、現在はエコ関連会社を立ち上げ、書類はプリントアウトしないなど職場でも環境に配慮する。余暇は、コミュニティーガーデンなどでアドバイザーボランティアとして自家菜園のノウハウを教える。

 多くの人から環境のために何かを始めたいけど、どうすれば言いか分からないと質問を受けることに触れ、「興味があることや毎日行うこと、好きなことから1つ自分ができることを考えるのがエコをうまく続ける方法。例えばコーヒーを毎日飲むなら自分のマグカップを持参し、食べることが好きならガーデニングで自家菜園」とエコを続けるコツを伝授する。「1度にすべてをグリーンな生活に変えるのは難しいけど、1つずつ自分のできる範囲で変えていくことが大事」とも。

 同大会は「sustainability festival」で決戦が行われ、1位にはマレーシア在住のMatthias Gelberさんが輝いた。

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