MONKEY MAJIKがバンクーバーでコンサート-日加親善大使として初のカナダ公演

バンクーバーで初めてのコンサートを行ったMONKEY MAJIK(左から=taxさん、Maynardさん、DICKさん、Blaiseさん)。撮影:Shugo Takemi

バンクーバーで初めてのコンサートを行ったMONKEY MAJIK(左から=taxさん、Maynardさん、DICKさん、Blaiseさん)。撮影:Shugo Takemi

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 日本の人気バンド「MONKEY MAJIK」が11月3日、バンクーバーのライブハウス「Richard’s on Richards」(1036 Richards St., Vancouver)でコンサートを行った。日加修好80周年記念行事の一環として企画された、オタワとバンクーバーでの2日間限定コンサートで、同バンド初のカナダ公演。バンクーバー在住の日本人や日本から駆け付けた熱烈なファンを含めた約500人が、1時間半にわたるライブを楽しんだ。

 当日は、2006年のファーストシングル「fly」、SUBARUのCM曲で知られる「Together」、吉田兄弟とのコラボで話題となった「Change」などのほか、アンコール3曲を含む19曲を熱唱。今回の選曲・ライブ構成について、ボーカル兼ギタリストのBlaiseさんは公演前に「前半は、北米でもよく知られている曲やインパクトがあってノリのいい曲を持ってきた。後半にちょっとメロディアスでリラックスできる曲や日本語の歌詞をじっくり聴いてもらえる曲、そしてアンコールにつなげるように持って行くつもり」と話し、「日本人のお客さんにはカナダのクレージーなライブの雰囲気を、カナダ人のお客さんには自分たちの楽曲の歌詞(日本語)の美しさを楽しんでもらいたい」と、見どころを語った。

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 同バンドは、MaynardさんとBlaiseさん(ギター&ボーカル)のカナダ人兄弟と、DICKさん(ベース)、taxさん(ドラム)の日本人2人の4人組。宮城県仙台市を拠点として音楽活動を続けており、2006年のメジャーデビュー以来、映画「西遊記」「夜のピクニック」の主題歌、ドラマ「西遊記」「あんどーなつ」の主題歌をはじめ、多くのCMソングとのタイアップや津軽三味線の吉田兄弟、人気グループSMAPへの楽曲提供などで話題に。6月には外務省から「日加修好80周年記念大使」に任命された。

 「Ambassador(大使)っていう響きがすごいよね」と話すBlaiseさん。「まさか自分の出身地ではない国でこんな大役を担うことになるとは、10年前に日本に行ったときには考えもしなかった。大変光栄です」(Maynardさん)と流ちょうな日本語で語る。

 ライブ中は、会場から掛かる「お兄ちゃん」コールに「日本語うまいね」とリーダーのMaynardさんが笑顔で手を振って応えたり、女性ファンの「We Love You」の声援にBlaiseさんが投げキッスを送ったり、前列の観客とハイタッチをしたりと、ファンサービスも満載。ライブ終了後には、演奏に使用したギターピックやドラムスティック、飲みかけのボトルや汗をふいたタオルなどを客席に向かって放り投げた。

 日本語と英語を織り交ぜたMCでは「3日前に自分たちの出身地オタワでもかなり盛り上がってきたけど、君たちの方がもっとRockしているかも」とBlaiseさんがコメントし、場内をわかせた。アンコールで「空はまるで」「Around the World」の前奏が始まると、「待ってました」との掛け声がかかり会場の興奮はさらに高まった。

 今回のコンサートのポスターを見た友人から話を聞いて来場したMaiさんは「こんなに目の前で彼らの歌を聞けるなんてラッキー。日本だったら考えられないこと」と声を上ずらせる。「日本人の生徒たちに教えてもらってチケットを手に入れた。彼らがどんなライブをするのかとても楽しみ」とライブ開演前に話すのは、ちょうど同バンドが話題を呼び始めたころに日本に滞在していたという英語教師のPaulさん。

 今回のバンクーバーでのライブは、メンバーにとって今年の仕事納めとなり、MaynardさんとBlaiseさんはカナダ、taxさんとDICKさんは日本で2カ月近くのオフに入る。来年1月下旬に札幌を皮切りに始まる日本での全国ツアー「MONKEY MAJIK TOUR ’09 『Fantasia』」について、Maynardさんは「まだこれから詳しいことを決めていくところ。『プチ・ゴージャス』なコンサートにしたいと思っているので楽しみにしていてほしい」とにこやかに語る。

 「バンクーバーの街を歩いているとき、僕たちに気付いて声をかけてくれる日本人の人が結構いた。中には『チケットが売り切れでコンサートに行けない』と嘆く女の子も。ゲストリストに全員加えてあげたいくらいだったけど、そういうわけにもいかないから」と残念そうな表情を見せるMaynardさん。「仕事でも遊びでも、また必ずバンクーバーに戻ってきたい。バンクーバーオリンピックのための応援ソングでも作って、2010年をカナダとMONKEY MAJIKの年にできたら面白そう」と今後の活動に意欲を見せる。