バンクーバー日本語学校並びに日系人会館でサマースクール

サマースクールならではの水遊び

サマースクールならではの水遊び

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 バンクーバー日本語学校と日系人会館の幼児教育部門であるこどもの国は8月13日から24日まで、夏祭りや水遊びなどが楽しめるサマースクールを開校している。

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 こどもの国は1998年に開設され、BC州認定のプレスクールの保育内容に沿って日本語によるカナダの幼児教育を行っている。「園児一人ひとりの個性を大切にし、感受性豊かないたわりの心を持てるように」を保育方針に、自分自身で考え行動できるように指導。9月から6月までは通常の保育園として運営し、夏休みにあたる7月から8月の間のみサマースクールを開いている。

 サマースクールは2歳~6歳の子どもを対象に3クラス、1日平均で35人の園児が利用。通年で同園を利用している園児もいるが、入園前にサマースクールに参加する園児やサマースクールのみの利用も可能。多くの園児の両親のいずれかが日本人というハーフで、少数ながら地元カナダの園児もいる。

 日本語を第1言語としない園児も多いが、同園ではサマースクールも通常保育同様に日本語で指導。おそろいの半被で行う夏祭りや合気道体験などの行事では日本の文化も継承するよう努めている。教師陣は全員日本人で、有資格者のボランティアも多数参加。カナダにいながら日本文化を学べるとあり、日本からの視察も多い。

 伊藤謝恩育英財団の支援により豊富な教材遊具を完備しているのも特徴。パズルや楽器のほか、木製のままごとセットや日本語の紙芝居などを活用し、園児の感受性と創造性の向上を図っている。園内には中庭もあり、バンクーバーと姉妹都市である神奈川県横浜市の協力によって作成された壁画に囲まれ、砂遊びや滑り台などを楽しむことができる。

 本間園長は「園児の自主性を伸ばし尊重できる支援をしていきたい。また海外でも日本語や文化の普及啓発をしている団体があることを1人でも多くの日本人に知ってもらい、日本文化を大切にしてほしい」と話す。同園を運営するバンクーバー日本語学校と日系人会館は寄付により運営されていることから、同園の保育方針に賛同する人などに寄付やボランティアとしての参加を呼びかけている。入園希望や寄付、ボランティアの申し込みは直接同園まで。

こどもの国

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