バンクーバーの「Tony n’ Tina’s Wedding」、来年5月に終演

トニーとティナの2人のウエディングでは、至る所でハプニングが起きる。

トニーとティナの2人のウエディングでは、至る所でハプニングが起きる。

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 バンクーバーでロングラン上演中の「Tony n’ Tina’s Wedding(トニーとティナの結婚式)」公演が、来年5月28日で終演を迎えることが発表された。1995年7月の初演から14年という上演期間は、西部カナダでは最長記録となる。

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 同公演は、オフ・ブロードウエーでも1988年から上演されている観客参加型エンターテインメント・ショー。2つのちょっと風変わりな家庭で育ったイタリア系アメリカ人のカップルAnthony(トニー)とValentina(ティナ)の結婚式に友人や親戚として列席し、ビュッフェスタイルのイタリアン・ディナーを味わいながら、酔っ払った招待客、家族同士の口論、花嫁の元恋人の乱入など俳優たちのユーモアあふれる迫真の演技を楽しめる。

 公演回数は3,000回に及び、14年間に出演した総キャスト数は1,000人を超える。これまでに5万人以上の観客を動員した。

 バンクーバー・ダウンタウンにあるSt. Andrew’s Wesley United Church(1012 Nelson Street, Vancouver)で式を挙げた後、The Other Space(旧Queen Elizabeth Theatre Restaurant)に場所を移して披露宴、と実際に結婚式に参加している設定で進行するショーは、観客を次々と巻き込んで波乱劇を繰り広げる「impromptu(即興スタイル)」。「終演時間はその時の盛り上がり方によって異なる」(広報担当)という。

 劇団「Hoarse Raven Theatre」のディレクターTanja Dixon-Warrenさんは「終演を決断するのはとても辛かった。この15年近く、自分たちの生活すべてがこのショーだったと言ってもよい。自分の子どもを手放してしまうような感じ」と同公演への思いを語る。

 開場18時30分、挙式開始19時~。チケットは大人=80~85カナダドル、学生・シニア=75~80カナダドル。チケットマスター(TEL 604-280-4444)または、劇団ボックスオフィス(604-258-4079)で販売する。

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