カナダプレイスで建国140周年を祝うフェス-市民権授与式など

カナダ西海岸-太平洋海軍ネイデンバンドによる演奏

カナダ西海岸-太平洋海軍ネイデンバンドによる演奏

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バンクーバーのランドマークでもある複合施設「Canada Place(カナダプレイス)」でカナダ独立記念日の7月1日、建国140年を祝うカナダディのフェスティバルで開催された。開催は今回で20回目。今年のテーマは「すべての人のために」で、約10万人が集まった。

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メーンステージでは10代の若者たちで構成されるグループ「ショウストッパー」が60~80年代の音楽や洋楽ポップスを元気いっぱいに歌って踊り、会場を活気付けた。ステージでは、伝統的な儀式である「市民権授与式」も行われ、44カ国ものさまざまな国から移民してきた80人が市民権の宣誓をして証明書を授与された。授与式は、毎年約20万人もの移民を受け入れ、多種多様な民族、文化が混在する移民の国、カナダならではの儀式で、市民権(カナダ国籍)を得るための最後の一歩でもある。

BC(ブリティッシュ・コロンビア)州知事、バンクーバー市長らに続き、カナダプレイスのマイクシャドロウ社長は「カナダ人になるというのはカナダの家族になること。皆さんが今までいた国の文化を私たちと分かち合ってください。そしてここカナダであなたの夢を追求してほしい」と祝辞を寄せた。「移民してから28年。家族は故郷にいるけど今がカナダ人になるには僕にとって一番いい時期だと思った。今日は素晴らしい日」と話すのは、オーストリア出身のダングラーさん夫妻。

屋内外の3つのステージでは常時カナダ人ミュージシャンによるライブ演奏やマジックショー、ダンスなどのパフォーマンスが繰り広げられたほか、カナダ陸・海・空軍による軍装備や任務中の写真などの展示も関心を呼び、カナダ西海岸-太平洋海軍ネイデンバンド(吹奏楽団)による海をテーマとした映画音楽「リトルマーメイド」「パイレーツオブカリビアン」などの演奏も会場を大いに沸かせた。

今年で2回目となる人気イベント「国歌斉唱コンテスト」は、市内の「トム・リー ミュージック店」の協力で、同店で行われたオーディションを通過した8人がそれぞれの美声で観客、審査員を魅了し、テレサフェンガーさんが優勝した。

同フェス最大の呼び物となったのは、バラード湾の花火。コールハーバーとアンブルサイドの2カ所から打ち上げられ、夜空を華やかに彩った。コールハーバーからは4年ぶりに花火が打ち上げられたため、一目見ようとハーバーグリーンパークやコールハーバー、スタンレーパーク、シーウォークなどは大勢がつめかけ、天空のショーに歓声を上げていた。

この日、カナダプレイスはライトアップされ、同所のプロムナードとノースポイントからも間近に花火を観賞することができ、好評だった。

カナダプレイス

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