シニア向けの公園「ライオンズウェルネスパーク」がデルタ市トゥワッセンにあるウィンスキルパーク(56th Street at 9th Avenue, Tsawwassen)内に造られ、9月8日より一般開放された。
同パークは、トゥワッセン・バンダリー・ベイ・ライオンズクラブ、プロジェクトコーディネーターのハリー・ケインさんが同僚から「中国でシニア用の公園を見たことある」と聞き、3年前に中国へ視察に。帰国してからは、「この公園のコンセプトを自分のコミュニティーにも」とアイデアを出し、デルタ市、地方議会、地元の寄付などの協力を得て、現実化した。総面積は3,800平方メートルで、総工費は約15万カナダドル。
公園のデザインは、ラングレー・トリニティー・ウエスタン大学動力学科の協力を得て、シニア層のニーズに合うように設計。その結果、最近の統計をもとに転倒阻止、柔軟性、筋力アップを焦点に置いた設計に。いろいろな高さのステップを上り下りする「ポッドステップ」、緩やかな傾斜が波のように連続する「ランプウオーク」、手すりつきの「平均台」なども設置されている。1月までには、あと5台ほどの遊具が登場する予定。
周辺のエリアにはシニア用アパートやコンドミニアムが立ち並び、高齢者が多く住む。「場所としては最高」とケインさん。「高齢者にもっと外に出てもらい、いろんな人と出会い、互いに交流を深めてもらいたい。長生きをするためにもここで運動をたくさんしてもらえれば」と抱負を語った。