バンクーバーで剣道大会―カナダ・アメリカから22道場・クラブが参加

「BCIT」で4月25日、「第45回バンクーバー剣道大会」が行われた。撮影:Shugo Takemi

「BCIT」で4月25日、「第45回バンクーバー剣道大会」が行われた。撮影:Shugo Takemi

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 バンクーバー市外に位置する職業訓練学校「BCIT」(3700 Willingdon Avenue, Burnaby)で4月25日、「第45回バンクーバー剣道大会」が行われた。主催はバンクーバー剣道クラブ。

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 同大会は世代別個人戦、ジュニアの部、女子の部、団体戦などの11の部門に分かれ、カナダとアメリカから22道場・クラブの約200人が参加し、剣術を競った。同月前週にアメリカでも剣道大会が開かれたため、「例年に比べ若干参加者が減少した」と話す主催者のバンクーバー剣道クラブ山田高史会長は「バンクーバーでも剣道を通じて、日本文化を北米で広めていきたい」と話す。

 8月にブラジルで行われる世界選手権にカナダ代表として出場が決定している浅岡傑(すぐる)選手は、同大会の個人戦で優勝後、「日ごろから練習している成果を大会に出すのみ。世界大会も同様に毎日の練習を精一杯する」と世界選手権に向けて意欲を見せた。

 会場に、試合前の選手の緊張をほぐしたり、けがの治療をサポートしたりするコンディショニング特設ブースが設けられ、数名の選手が駆け付ける姿も見られた。「2006年に台湾で行われた前回の世界選手権では、男子団体で日本が負けるなど、世界のレベルが上がってきた」と小川学トレーナー。「日本発祥の剣道をカナダや遠征先の北欧で普及しながら手伝えることができてうれしい。時には青い目や金髪の侍を目にする楽しさもある」とも。

 試合中、選手同士の気合いの声が多く飛び交ったが、決勝戦になると会場は静まり返り、かたずをのみ込むように2人の選手を見守るなど、熱戦が繰り広げられた。

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