冬季五輪開催まで8カ月を切ったバンクーバーでは、VANOC(バンクーバーオリンピック組織委員会)が一般投稿サイト「Canada CODE(カナダコード)」を新しく開設し、カナダ全土から多くの作品が集まっている。
カナダの多様な文化や豊かな創造力を世界に発信することを目的に昨年から開催されている文化の祭典「Cultural Olympiad」の一環として企画。サイト名の「CODE」は、「Cultural Olympiad’s digital edition(カルチュラル・オリンピアード・デジタル版)」の頭文字を取ったもの。
インターネットへのアクセス環境さえあれば、サイト登録後、誰でも参加することができる(13歳以上)。投稿された写真や文章はモデレーターがチェックした後、ユーザーネームと居住地情報とともに48時間以内に掲載される。優秀作品は、2010年のオリンピック開催期間中、競技会場のスクリーンに映し出される予定。
サイト立ち上げから1週間で400件近くの投稿があった。アライグマやキツネ、クマなどの野生動物、スキー場や有名観光スポットの写真だけでなく、飼い犬との散歩や家族でのサイクリング、通勤途中の風景などカナダの日常生活をうかがい知ることができる写真やコメントが掲載されている。
投稿部門だけでなく投票部門「Pulse(鼓動)」も用意。「ピーナツバターはクランチー派?クリーミー派?」「ポテトにはケチャップ?グレービー?」などのカジュアルな質問について自分の意見を投票することができる。
同サイトディレクターのRae Hullさんは「ネットの時代だからこそ実現した企画。オリンピックに向けて注目されている今、カナダがどんな国なのかを世界中の人たちに知ってもらうために、気軽に楽しんでもらえるサイトになれば」と期待を寄せる。