バンクーバーのダウンタウンに4月に完成したばかりの「バンクーバー・コンベンションセンター」(1055 Canada Place) で6月19日~21日、バラの祭典「The 2009 World Rose Festival」が開催される。主催は「Vanvouver Rose Society」。
同フェスではカナダ国内外のバラ栽培業者による数千種にも及ぶバラの展示販売を初め、専門家によるセミナー、フラワーアレンジメントの数々やバラをテーマとしたアートの展示など、バラにまつわるさまざまな展示や催し物を予定する。ガーデニングやバラ愛好家だけではなく、幅広い層にバラの魅力を知ってもらうのが狙い。
中でも、新種の「Michael Trudeau Rose」は正式に一般公開されるのは同フェスが初めて。深いプラム色が特徴の同種は1998年になだれの被害に遭ったMichael Trudeau さんの叔母の協力で開発された新種で、販売収益の一部が「Canadian Avalanche Foundation」に寄付される。
品質、フラワーアレンジメント、ブーケ、品種交配、バラの写真など、200のカテゴリーに分かれたコンテストも実施する。応募は一般から広く受け付けており、同フェス開催中に順次、コンテストの勝者が発表される。
会場内にはUBC Botanical Gardenの協力による「Kids’ Garden」も開設。子どもたちがバラをテーマとしたクラフト、ゲーム、ぬり絵コンテストなどを通してバラについて学べるようになっている。また「Rose Bistro」ではバイオリンやギターによるライブ演奏を背景に、サラダやサンドイッチ、コーヒーなどの軽食を販売する。
Vancouver Rose Society会長のDale Akerstromさんは「世界で最も素晴らしい所の一つと評されるバンクーバーは、気候も含めてバラ作りにも素晴らしい場所。たくさんの人たちに来場してもらい美しいバラを楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は、19日=14時~19時、20日=9時~21時、21日=9時~17時。入場料は、一般22カナダドル(18日までに購入の場合は18カナダドル)、12歳以下は無料。前売りチケットはバンクーバー、リッチモンドなどの大手園芸専門店、花屋でも販売する。販売店リストはサイトで確認できる。