来年2月のバンクーバー冬季オリンピックに向けて全日本フリースタイル・モーグル選手10人が6月27日~7月8日、ウィスラーで強化合宿を行い、最終日、山頂ではメダルに期待がかかる上村愛子選手がインタビューに応じ、バンクーバー・ウィスラーについての思いを語った。
「ずっと(緊張の)糸が張り詰めていたのでいつか切れてしまうのではと感じていた」と話す上村選手は、「モーグルとの出会いの場所」、15歳のころから訪れている「思い出の地」での合宿に「雪の上ではしっかりと集中し、山から下りたらいつもの合宿より気を緩めながらジョギングするなどできたので今の時期にしてはいい合宿。ゆとりの中で練習ができた」と振り返る。
「大好きな場所」「癒やしの地」とバンクーバー、ウィスラーについて話す上村選手。「ウィスラーで皆が楽しそうに雪の上を滑っているのを見て、リラックスパワーももらいつつ、改めてスキーは楽しいと感じている」。
カナダでのオフの楽しみについては、「たくさんある」としたうえで、食事に関しても「日本食がおいしくて多いのでそればかりになってしまう。好き嫌いがないのでいろいろな料理を試してみたい」と、バンクーバー経済新聞記者にカナダらしい食事について逆に質問する一幕も。
バンクーバーとウィスラーは、初めてカナダに家族旅行をした時に楽しく散歩したスタンレーパークなど「本当に思い出の詰まった場所」。ウィスラーの景色を見て「自分の疲れている所をリセットしてくれる癒やしの地。白馬に帰ってゴンドラに乗った時の気分のよう」。先月に結婚したばかりの夫とも「まずは2人で五輪の時に来てから、また彼にも私の大好きなウィスラーを教えてあげたい」と笑顔を見せていた。