日本航空(JAL)は9月から成田~バンクーバー路線、成田~バンクーバー経由メキシコ路線のビジネスクラスで「心地よい眠り」を提案する「シェル・フラット・シート」を導入する。
新型シートは既に2002年から東京発の機内を中心にファースト、ビジネスクラスに使用されているが、バンクーバー路線は観光客中心の顧客ということもあり導入が先送りにされていた。今回の導入について「設備の充実化を図るとともに数年前から当社で展開しているプレミアム戦略の一環として既にフラットシートを導入する他社との競合、ビジネス客の拡大を狙う」(JALバンクーバー支店長の篠原孝昌さん)。
「シェル・フラット・シート」は170度リクライニング、シートの長さは最大190センチ、幅もベッドモード時は59センチと「ゆとりのプライベートスペース」を提案するほか、パソコン用コンセント、専用読書灯、電話を設置する。10.4インチTVモニターは前座席に設置されているが座席を覆うシェル型デザインのカバーがあるためリクライニング時も前座席の背もたれの傾きに関係なくモニターを鑑賞できる。