バンクーバーのスパニッシュバンク・ビーチで8月7日~9日、今年で13回目となるビーチサッカー大会「Beach Soccer Blast」が開催された。主催はUMBRO。
ブラジルのビーチで生まれたビーチサッカーは、1チーム5人で戦う。フィールドやゴールは通常のサッカーよりも小さく、試合時間は今大会では前後半それぞれ14分。男女別で12歳、14歳、16歳以下の部、成人男女混合の部など全15部門それぞれをトーナメント形式で競う。1チーム7人~10人で今年は全145チームが参加し、10歳以下~40代以上まで1,000人以上の参加者が3日間にわたって白熱した試合を繰り広げた。
ビーチには9つのフィールドが設けられ、クラクションを合図に一斉に試合が始まる。柔らかい砂浜に足をとられながらも懸命にボールを追いかける選手たちに、チームメートや集まった観客から声援が飛び交った。女性の参加者も多く、男性の部に劣らない迫力とテクニックで観客を魅了した。参加者の一人は「体力やバランス感覚が必要で難しいが、ダイナミックでとても面白いスポーツ」と語る。
1990年以降、欧米を中心に普及したビーチサッカー。2005年からは国際サッカー連盟主催でFIFAビーチサッカー・ワールドカップも開催され、世界で注目されるスポーツとなった。同大会はバンクーバー大会のほか、オンタリオ州とニューブランズウィック州でも開催されている。