バンクーバー室内合唱団演奏会-ゲスト指揮者に日本人

バンクーバー室内合唱団のメンバーら

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 バンクーバー室内合唱団(Vancouver Chamber Choir)は10月19日、「ノーザンライト!日本、スカンジナビア、カナダの歌から(Northern Light! Japan, Scandinavia and Canada)」と題するコンサートをRyerson United Church(2195 West 45th Ave., Vancouver)で開く。10月の定期演奏会で、日本からゲスト指揮者として松原千振さんを迎える。

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 同合唱団のメンバーは20人。1971年に創立されて以来、世界各地でのコンサートツアーのほか、日本での演奏も2回経験している。常任指揮者ジョン・ワシュバンさんは「今年のコンサートシリーズは、世界中を、合唱曲を通じて回ってみよう――というのがコンセプト。今回は、カナダから日本と北欧へ一気に旅することになる」と語る。

 演奏曲目は、「恋するもの」(シベリウス作:フィンランド)や「春」「流れに沿って」(グリーク作:ノルウェー)をはじめとする北欧の合唱曲のほか、「Imagining Incense」(マリー・シェイファー作:カナダ)、鹿児島県民謡「知覧節」(間宮芳生作:日本)など。

 松原さんは現在、東京混声合唱団の常任指揮者を務めている。国立音楽大学卒業後、1976年渡欧。フィンランドのシベリウスアカデミーで合唱指揮のマスタークラスを修了した。エーリク・エリクソン、ダン・ウーロフ・ステーンルンドに師事。1978年からフィンランドを中心に北欧やバルト海諸国で活動。フィンランド放送室内合唱団、ヘルシンキ大学男声合唱団などの指揮者を歴任し、エストニアフィルハーモニー合唱団、ラトビア放送合唱団、リトアニア放送合唱団などで客演指揮を務めるなど国際的に活躍している。

 また、松原さんは数多くの世界中の合唱作品を日本に紹介したり、邦人作品の積極的な海外普及にも努めてきた。アマチュア合唱団の海外交流を含む指揮や指導、合唱講習会、指揮者講習会の指導などにも積極的に取り組んでいる。2003年神戸市文化賞奨励賞受賞。

 同合唱団でアルトのパートを歌うマーラ・メイソンさんは「すべての曲が素晴らしく、メロディーと歌詞がうまく絡み合った美しいサウンドスケープ(音の風景)を作り出していて、リハーサルの段階で心から魅了されている。松原さんの芸術的才能に触れ、彼のこれらの曲についての見識を共有できるのが非常に楽しみ」と話す。

 開演は20時。チケットは、チケットマスター(TEL 604-280-3311または下記ウェブサイト)で販売中。

Vancouver Chamber Choir東京混声合唱団チケットマスター(カナダ)

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