バンクーバーオリンピックのスピードスケート会場、五輪開幕準備態勢へ

リッチモンドオーバルで五輪前の一般利用最終日となる11月29日、「Celebration of Ice」が開かれ多くの市民が訪れた。撮影:竹見脩吾

リッチモンドオーバルで五輪前の一般利用最終日となる11月29日、「Celebration of Ice」が開かれ多くの市民が訪れた。撮影:竹見脩吾

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 2010年バンクーバー冬季五輪のスピードスケート会場となる「Richmond Olympic Oval」(6111 River Road, Richmond)は五輪前の一般利用最終日となる11月29日、「Celebration of Ice」と題して会場を通常の半額の入場料で開場した。

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 敷地面積51万2千平方フィートの同会場は昨年12月のオープン以来、スケートリンクと併設のフィットネスセンター、バドミントン、サッカーコート、イベント会場などの設備が一般市民に利用されてきた。12月1日からは一般利用を停止し、五輪開幕準備態勢に入る。同開場広報担当のAran Kay さんは「明日からは本格的に五輪へ向けての準備に入る。客席やリンクに手を加える工事も始まる。忙しくはなるが、スタッフ一同いよいよオリンピックが始まるという期待感で一杯」と話す。

 Malcolm Brodieリッチモンド市長もスケート靴を片手に来場。市民とともにスケートを楽しんだ。同市長は「当オーバルはオープン以来、市民の生活にすっかり溶け込んできた。自分たちが親しんでいる施設でオリンピックという大きなイベントを開催できるということを誇りに思う。来春再オープンの際には更に充実した施設になるので楽しみにしてほしい」と話す。

 正午開場の2時間後には来場者数が1,000人近くに達し、レンタルスケートの列は1時間待ちの状態に。スケート以外にもミニ・ホッケー場や子ども用遊具、ゲームコーナーなども特設。オリンピック公式マスコットたちもスケートリンクを訪れ多くの子どもたちや家族連れとの記念撮影に応じた。一般への再オープンは2010年4月1日を予定。

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