バンクーバー市が五輪バナーを再利用-地元小学生にバッグを寄付

バンクーバー市のオリンピック・バナーを再利用して作ったバックパック。

バンクーバー市のオリンピック・バナーを再利用して作ったバックパック。

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 バンクーバー市内の街灯に掲揚されていた「オリンピック・バナー」のうち、役目を終えたバナーを再利用するプログラム「Sew a Legacy(伝説を縫い残そう)」が実施され、コミュニティーの活性化に一役買っている。

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 同市では、約3カ月かけて700枚のバナーを素材としたバックパック1,100枚を完成させた。バッグは縦30センチ×横25センチ、ひも付きで肩に掛けて使うことができる。アクティブなライフスタイル促進を目的とした市のプログラム「Active Adventure Days」に参加する市内の小学校11校に記念品として贈呈する。

 今回のリサイクルバッグ作りには、バンクーバーのダウンタウン、イーストサイド在住の27人の女性たちが参加した。参加者の中には、精神面での問題や家庭内暴力に悩んでいたり、経済的に困難な生活を強いられている人も多く、今回の活動を通じて「自分の能力に自信を持つことができた」「今後の収入源の可能性が見えた」と話す参加者もいるという。

 バッグには、鉛筆や色鉛筆、定規、計算機などの学用品、弁当箱などと合わせて、オリンピックの記念バッジやカナダ・フードガイドなども入れる。バンクーバーを拠点とするオフィス用品会社Mills Basics、バンクーバー市、カナダ保健省、州政府の健康促進プログラム「Act Now BC」、BC Dairy Foundationが提供した。

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