バンクーバーミュージアム(1100 Chestnut Street Vancouver、TEL604-736-4431)で10月12日、ハロウィーン企画「Annual Haunted Vancouver Trolley Tour」が始まった。
1992年より毎年恒例の開催となっており、今年で15回目。約2時間のツアー内容は、トローリーバスに乗ってバンクーバー市内の墓地や、過去に殺人・自殺事件が起きた現場を巡るというもの。今年はそれに加え、ミュージアム内の一角で恐怖を誘う展示物を集めたギャラリーも開設。参加者はバスツアー出発前に鑑賞できる。
がい骨やこうもりなどのハロウィーン的装飾がなされ、ピンク色の照明に包まれたトロリーバスはミュージアムを出た後、Mountain View Cemetery(墓地)を目指す。墓地で参加者は一度バスを降り、懐中電灯1つでガイドに引率されながら墓にまつわる話を聞く。
その後、さまざまな武器や犯罪被害者の死体安置所の再現展示があるVancouver Police Centennial Museumを見学。不気味な館内で死体解剖のプロセスについての説明が行われる場面も。各施設への移動中も同乗のガイドにより通過中の場所で実際に起こった恐ろしい事件が絶え間なく語られた。参加者からは「気味が悪い」「ぞっとする」などの声が漏れていた。
同館担当者のGenny Krikorianさんは今後の来場者に向け、「気温が低い夜に行われるので、十分に温かい格好で来てほしい。バンクーバーでの恐ろしい一時を楽しんで」と話す。
同ツアーは今後、10月18日~21日、25日~31日にも開催される。開始時間は18時40分~と20時40分~で、前者は子どもや家族連れ向け、後者は大人向け(前者よりもより詳しい解説付き)と若干内容が異なる。参加者対象年齢は10歳以上。チケット代金は前売り券が27カナダドル、当日申し込みは35カナダドル。