ノースバンクーバーのCanlan Ice Sports(2411 Mt. Seymour Pkwy, North Vancouver)で1月29日、Red Bull Crashed Iceのバンクーバー大会が開催された。
Red Bull Crashed Iceは、アイスホッケーのプロテクターをつけた選手が、斜面を障害物や急カーブをかわしながら一気に滑り降りる競技。アイスホッケーとスキー・ダウンヒルの要素を含んだ新しいスポーツとして2000年から世界各国で大会が開かれ、注目を集めている。今年1月にはドイツのミュンヘン(バイエルン州)で同競技初の世界選手権が開催され、3月にはケベック市(ケベック州)で2回目の開催が予定されている。
ケベック市での世界大会予選となる同大会では、平面のアイス・リンクに設置された全長約100メートルのコースを右回り、左回りで2人ずつ滑走し、タイムを競う。倒れこんで胸を氷につけなければならないポイントやスピンを加えるポイント、障害物を飛び越えるなど、スピードとテクニックが要求される。
当日は約150人の参加者が白熱したレースを展開。成績順に男性8人、女性1人が世界選手権への出場権を獲得した。関係者のCodyさんは「世界大会の予選ということもあって、今回の参加者は特に気合いが入っている」と話す。
カナダ国内11カ所で開催される予選には、1万2千人を超える参加者の登録があるという。